愛媛大学総合型地域スポーツクラブ
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 プロに聞く!そこが知り隊

★ インフルエンザの対処法と予防 ★
 
 
 インフルエンザの対処法と予防について, 山本万喜雄先生に聞いてみました.
 
聞き手:隊長
 
回答者:山本先生
 

隊長:先生,冬になると「インフルエンザ大流行」っていう言葉をよく聞くけど,インフルエンザとかぜってどう違うのかな?

先生:かぜ症候群の原因は90%がウイルスなんだよ.このかぜ症候群の中でも最も強い全身症状と呼吸器症状を呈し,ほとんど毎年その流行が繰り返されているのがインフルエンザなんだよ.インフルエンザは,インフルエンザウイルスによって引き起こされるんだけど,環境湿度が低いと,空気中に放出されたウイルスの生存期間が長くなる.冬場の暖房された室内では,ウイルスは24時間以上空気中を漂い,しかも感染力を失わない.このため,集団発生が起きて,「インフルエンザ大流行」っていうニュースが流れるんだよ.

隊長:そうなんだ! インフルエンザにかかったら,どんな症状が見られるのかな?

先生:インフルエンザの潜伏期間は1〜3日.感染,発症した場合の症状としては,突然の咳,悪寒・戦慄(寒けとふるえ),発熱,関節や筋肉の痛みなどがあげられます.

隊長:もし,インフルエンザにかかったときには,どうしたらいいのかな?

先生:かぜをひいたときもインフルエンザにかかったときも,対処法は一緒なんだけど,安静を保って、睡眠や栄養を十分にとることが大切だよ.脱水に陥らないように水分を十分にとること.水分の取り方は,白湯,番茶,牛乳,果汁,スポーツ飲料など,個人に合わせて工夫するといいよ.また,部屋の加湿にも注意しなくちゃいけないね.具体的には,湿度は60〜70%に保つのがよいとされています.部屋の温度は18〜20℃を目安に熱があるときは少し高めに,解熱していくときには少し低めに調節するといいよ.

隊長:そうなんだ! でも,やっぱり一番は,かぜやインフルエンザにかからないことだよね! かぜやインフルエンザの予防はどうしたらいいのかな?

先生:そうだね! 元気なのが一番だよね! かぜやインフルエンザの予防としては,1)家庭や施設内にウイルスを持ち込まない.2)インフルエンザの場合には,インフルエンザワクチンの予防接種をする(ワクチンの接種時期は10〜11月が最適です)の2つが基本になります.じゃあ,自分自身では何ができるかわかるかな?

隊長:手洗い,うがいをする.ちゃんと睡眠をとる.しっかりご飯を食べる.この3つかな…

先生:そう.それも大切だね.からだが暖かくなる食べ物を食べたりするのもいいんだよ.あとは,精神的部分.なぜかはわからないけど,気持ちが弱くなると病気になっちゃうよね.だから「病は気から」っていう言葉があるように,気持ちからかぜをひいちゃうこともあるから,気をつけてね.自分の免疫を高める.まずは日々の暮らしを見直してごらん.

隊長:先生,ありがとう! 今年は風邪をひかないように,しっかり予防するぞ!

 

今日も新しい知識が増えたなぁ.これからも気になったことは質問していこう.
気づけば,2006年もあと少し.時が過ぎるのも早いなぁ.みんなの年越しはどんな感じなのかな? ちなみに隊長は,家族でテレビを見ながら食べる年越しそばが楽しみです.あっ,おせちも楽しみです.それでは,みなさん,よいお年を…

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