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5 折線はどのように求めるの

 コンピュータ・プログラムから得られるのは、表1や表2のような辺の貼り合わせデータだけです。このデータから、展開図の折線はどのようにして求めるのでしょうか。

 ここは手作業です。方眼紙に図5のような図形を描き、周囲を鋏で切り取り、貼り合わせデータに従い辺をテープで1つずつ貼り合わせていきます。全部の辺を貼り合わせてみると、不思議なことに、立体図形の輪郭が自然と現れてきます。このようにしてできあがった多面体の稜の部分に線を引き、テープをはがしてもとの平面図形にもどすことで展開図がえられます。

 この作業を自動化するコンピュータアルゴリズムはまだ見つかっていないようです。どちらかというと、ここは手作業を楽しんでみる方が面白いと思います。プラモデルを組立てるときのように、今度はいったいどんな立体図形ができるあがるのかと、わくわくします。アルゴリズムなんか見つからない方が夢があってよいのかもしれません。


平田浩一