教育学部では,世界結晶年を記念して,日本の結晶学最先端施設Spring-8から,世界結晶年日本委員会実行委員長の理化学研究所放射光科学総合研究センター 高田昌樹教授をお迎えして講演会を行います。
Spring-8は,大型放射光設備を整えた世界でも数少ない施設であり,世界中から研究者の集まる多国籍な研究所です。そして,現在,世界最短波長のX線自由電子レーザーSACLAを使った世界で唯一の先進的な研究を進めているところですので,貴重なお話が聴けるものと考えております。
講演は事前の申し込みは不要です。どなたでも参加できますので,多くの方々のご来場をお待ちしております。
記
日 時:平成26年7月26日(土)13:00~14:30
場 所:愛媛大学教育学部2号館1階 大講義室
講演者:理化学研究所 放射光科学総合研究センター 高田昌樹教授
講演概要
「結晶」とは,人類の歴史において,常に私たちの身の回りにある物質の一つの形態として存在しています。その典型的な「結晶」は,「雪の結晶」や,「食塩」,「宝石」など身近なものがあります。約100年前,マックス・フォン・ラウエ博士はX線による結晶の回折現象の謎を解き1914年にノーベル物理学賞を受賞しました。その後,この近代結晶学は,24ものノーベル賞受賞につながり,科学技術の発展に貢献してきました。そこで,国際連合の総会はモロッコからの提案を承認し,国際結晶学連合,ユネスコと国際科学会議の支援の元,これらの業績の100周年を記念するため,2014年を世界結晶年として制定することとしました。これが「世界結晶年2014」です(世界結晶年HPより引用)。
この世界結晶年を記念して, 日本の結晶学最先端施設Spring-8から,世界結晶年日本委員会実行委員長の高田教授をお迎えして講演していただくことになりました。
Spring-8は,大型放射光設備を整えた世界でも数少ない施設であり,世界中から研究者の集まる多国籍な研究所です。そして,現在,世界最短波長のX線自由電子レーザーSACLAを使った世界で唯一の先進的な研究を進めているところですので,貴重なお話が聴けるものと考えます。
参加申し込み:不要(無料で,どなたでも参加できます。)
問い合わせ先:教育学部理科教育講座(化学)大橋淳史准教授
E-mail:ohashi.atsushi.mu@ehime-u.ac.jp TEL:089-927-9434
補 足:本講演は科学技術振興機構次世代科学者育成プログラムメニューBの支援を受けて開催されます。
世界結晶年2014日本委員会サイト:
http://www.iycr2014.jp/
理化学研究所放射光科学総合研究センター:
http://rsc.riken.jp