新着情報
教育学研究科と教育学部の学生グループが道後聖母幼稚園で綿花の苗の植え替え活動を実施しました
2014/07/04
平成26年6月20日(金),愛大GP「伝統の継承プログラムを通したグローカルマインドの育成」事業として,道後聖母幼稚園で教育学研究科と教育学部の学生グループが綿花の苗の植え替え活動を実施しました。
本事業は,本学が支援する教育改革促進事業(愛媛大学GP)で,昨年度に続き今年度も採択されたものです。忘れられようとしている地域の伝統を復権する作業を通して,自らの来歴を知り,伝統に立脚した人格を育成して,世界に通じるグローカルマインドを持つ人材を育成することを目的としています。
現在,愛媛県を含む四国で藍染めは衰退しており,同様に綿花栽培も衰退しています。そこで,伝統を復権するための作業として,5月30日(金)に学生グループと園児たちが綿花とタデアイの種を植え,栽培を始めました。
そして,綿花の種が育ち,双葉が開いて大きく育ってきたため,6月20日に大事に育ててきた綿花の苗をプランターに植え替え作業を行いました。 園児たちは,種を植えてから興味を持って観察してきたので,植え替え作業にも興味津々でした。土の柔らかさや,どのくらいの穴を空けて植えるのかなどを教えてもらいながら,プランターに順番に並んでみんなで少しずつ土を入れました。植え終わると,園児たちは走ってジョウロを取ってきて水をかけてあげていました。順調に育っているタデアイと共に大きく育つよう,園の先生と協働しながら今後も継続的に観察を行っていきます。
本実践は,昨年度に教育学部4年生の宮さゆりさんをリーダーとして,4年生 黒下苗子さん,前田莉菜さん,余越莉絵さんと松山大学の両田彩夏さん,寺西順平さんの6人が実施してきたタデアイ栽培プロジェクトを引き継ぎ,新たに愛媛県の伝統である綿花栽培を加えて発展させたものです。
道後聖母幼稚園との協働は今年で3年目を迎え,園長先生を始めとする教諭の方々との信頼関係も構築され,学生と先生方の協働による活動として,本事業が根付いてきました。今年から初参加の1年生加納綾乃さん,松本萌花さんも園の先生と協働して熱心に活動しており,地域と協働しながら未来を背負う人材が育っています。
本事業を通じて,学生は地域の一員として自覚と誇りを得,また目的達成のために地域の方と協働しながら,実践を行いました。また,多くの人との触れ合いを通して,グローバル化やグローカルマインドについて大きな知見を得ることに成功しました。
そのまま植え替え可能な天然素材のジフィーポットで育てた綿花の苗
|
実施風景(綿花の種を植えよう)
|